子どもが玉転がしに夢中になっていた頃、「どうせなら長く遊べて、頭も使えるおもちゃがいいな」と探して出会ったのが、ボイラの知育玩具「マザベル」でした。
マザベルは、タイル状のパーツを自由に組み合わせ、自分だけの迷路コースを作り、ボールを転がして遊べる立体迷路おもちゃ。
コースのバリエーションは無限大。試行錯誤しながら工夫する過程で、自然と創造力や論理的思考も育まれていきます。
特に魅力的なのは、遊び方が一つにとどまらないこと。
- 平面迷路
- 立体迷路
- すごろく遊び
この3つ+αを一台で楽しめるため、子どもはもちろん、大人も一緒になって盛り上がれます。「せっかく買ったのにすぐ飽きちゃう……」という心配も少ないですよ。
本記事では、マザベルの特徴、遊び方、実際に遊んだレビューを写真付きで詳しくご紹介。
- マザベルってどんなおもちゃ?
- 口コミや実際のレビューを知りたい
- 具体的にどう遊べるの?
そんな疑問を解決できる内容になっています。購入を検討している方は、ぜひ参考になさってくださいね。

ボイラ(VOILA)社「マザベル」とはこんなおもちゃ

- 対象年齢が低めでも遊べる
- 遊び方のバリエーションが豊富
- 創造力と集中力を育てる
- 安心の木製&安全基準クリア
- 立体迷路の組み立ては難しい
- パーツが足りないと感じることがある
- 収納場所をとる
- 小さいパーツは紛失しやすい
項目 | 詳細 |
---|---|
対象年齢 | 3歳~ |
素材 | 木製(安全塗料使用) |
サイズ | 本体:高さ 約2cm × 幅 約20cm × 奥行き 約43cm タイルパーツ:縦 4.5cm×横 4.5cm×厚さ 1.5cm/16g |
重量 | 約1240g ※3歳頃からでも自分で持ち運べる大きさと重さで、リビングや子ども部屋でも安心して遊べます。 |
電池 | 使用しない |
マザベルは、タイル状のパーツを組み合わせてコースを作り、ボールを転がして遊ぶ知育玩具です。
パーツの組み合わせはそれこそ無限大。平面迷路、立体迷路、さらにはすごろく遊びまで、ひとつのおもちゃで多彩な遊び方が楽しめます。
試行錯誤しながらコースを完成させることで、
- つなげる発想力
- 最後までやり遂げる集中力
- 完成させた達成感
を自然に育めるのが魅力です。遊びの過程そのものが学びに直結する、まさに知育玩具と呼ぶにふさわしい存在といえるでしょう。
ボイラ(VOILA)について

マザベルを製造しているのは、タイの老舗木製玩具メーカーボイラ(VOILA)。
世界中の子どもたちに向けて高品質な知育玩具を作り続けており、これまで数々の玩具賞「グッド・トイ」を受賞しています。
↓(現在取り扱いがあるお店が少ないですが)同じボイラのヤミーピザも木の質感がすっごく魅力的。

実はこのマザベルも、なんと2013年のグッド・トイ受賞作品。世界的に評価されている実力派のおもちゃなのです。
日本では、エデュテが日本総代理店になっています。エデュテは楽天↓などでおなじみですよね♪

セット内容
こちらがパッケージ。薄いですが横に長く、大きく感じます。

セット内容は以下のとおり。
パーツ | 内容 |
---|---|
木枠 | 1個 |
タイルパーツ | 36個(直線10、カーブ16、十字路10) |
ボール | 4個(赤・青・黄・緑) |
コマ | 2個(赤・黄) |
スタンド | 1個 |
サイコロ | 1個 |
説明書 | 付属 |

木枠



木枠の裏には3つの穴があり、スタンドを差し込む位置によって3段階の高さ調整が可能になっています。
タイルパーツ
タイルパーツは軽くて扱いやすく、表面には溝、裏面には道路の絵が描かれています。



緑色がアクセント♪
塗料はヨーロッパ玩具安全基準EC認証をクリアしているので、舐めても安心です。
ボールやコマは小ぶりで可愛らしい反面、気づいたら行方不明ということもしばしば……。


我が家でも探すのに苦労しましたが、それも含めて子どもが夢中になる姿が印象的ではあります(笑)。


マザベルは何歳から遊べる?


マザベルの推奨対象年齢は3歳から。
ただし遊び方によって難易度が異なるため、年齢に合わせて楽しみ方を変えるのがおすすめです。
- 3歳頃
迷路作りや積み木としての遊び方なら十分楽しめます。
木枠があることでコースが崩れにくく、サポートになって安心です。 - 4歳以降
ルールを理解して遊ぶ「すごろく」や、バランス感覚や空間認識力を必要とする「立体迷路」に挑戦できるようになります。
難易度が上がることで達成感もひとしお。
このように、年齢や発達段階に応じて遊び方を変えられるのがマザベルの魅力。
積み木から迷路、さらにすごろくへとステップアップできるため、長く愛用できる知育玩具です。
詳しい遊び方はこの後ご紹介しますね!


マザベルの遊び方
マザベルの遊び方を写真で詳しく解説します。
平面迷路
まずは一番シンプルな遊び方が「平面迷路」です。
タイルパーツの表面にある“凹み”を利用して木枠に迷路をデザインし、スタート地点にボールをセット。


両手で木枠を持ち、傾きを調整しながらゴールまでボールを転がしていきます。




パッケージ裏面にこの遊び方の写真が載っているので、うちの子も最初はこの遊び方で遊んでいました。
同じコースでも1〜3回遊ぶと「次はもっと難しくしたい!」と新しい迷路を組み替え、飽きることなく続けていたのが印象的です。
木枠にスタンドを取り付けて傾斜をつけると、ボールが勢いよく転がってさらにスリル満点。
実は木枠の裏には3つの穴があり、スタンドを差し込む位置によって3段階の高さ調整が可能なんです。
やさしい角度から始めて、慣れてきたら急な傾斜に挑戦することで、同じコースでも難易度が変わり、遊びがさらに広がります。









シンプルながら、集中力・バランス感覚・発想力を同時に鍛えられる奥の深い遊び方です。
また、マザベルの木枠自体にも学びのきっかけがあります。
片方にタイルをまとめて置くと、シーソーのように木枠が傾いてしまいますが、反対側に1ピース置くだけで不思議とバランスが取れるんです。




こうした経験から子どもは自然と「重さのバランスってどうなるんだろう?」「1個と3個でも釣り合うことがあるんだ!」と気づいていきます。
遊びを通じて、てこの原理や重心といった物理的な感覚を身につけられるのも、マザベルの奥深さのひとつです。
傾けた状態でタイルを組み替えるとパーツが落ちやすく、子どもは少し苦戦していました。パパママがサポートしてあげてくださいね。
発展的な遊びも◎
スタートとゴールを「左から右へ」「斜め下から斜め上へ」などと決めてみるのも良いかと思います。
その間をどうつなげれば一つのコースが完成するのかを考える時間は、子どもの集中力や論理的思考を育てます。
さらに発展的な遊び方として、木枠の中に2つのコースを作り、同時に2つのボールを転がすことも可能。
スピードの違いや交差の仕方に子どもが大興奮します。
立体迷路


次に難易度が上がるのが「立体迷路」です。
タイルパーツを積み重ねて立体的に組み立て、トンネル状のコースを作ることで、ボールの動きが一気に複雑になります。
我が家にある「キュボロ」「スカリーノ」「組み立てクーゲルバーン」などは、あらかじめ穴の開いたパーツを重ねていくだけでトンネルが完成するため比較的簡単に組み立てられます。
それに比べると、マザベルはふたつのタイルを組み合わせてトンネルを作る仕様なので、ズレやすく安定しにくいという難しさがありました。







指が当たって、すぐズレちゃう……(泣)。
もちろん、トンネルは作らなくてもいいのですが、高くするためには縦に積まないといけません。やっぱりちょっと難しいんですよね……。
←①これだと勢いが足りずに最後まで転がらないので、②さらに高くして勢い良く落ちるようにします→




その分「思い通りにいかない」「途中でボールが止まる」という体験が、子どもにとって良い学びになります。
それに、基本のタイルパーツしかない分、自由度が非常に高いのです。
慣れてくると、先ほど載せた写真のようにあえて間を抜いて“ジャンプコース”を作ったり、変則的なルートに挑戦したりと、子どもの発想次第でどんどん新しいコースが生まれます。
最初は少ないパーツから始め、慣れてきたらタイル数を増やして徐々に難易度を上げるのがおすすめ。




4歳以降になると、挑戦する楽しさが一層増してきます。


玉転がしを本格的にやりたいなら「キュボロ」もぜひ検討してみてくださいね。
▶ キュボロの選び方やおすすめ品はこちらの記事で解説しています。


すごろく
もうひとつのユニークな遊び方が「すごろく」です。


タイルパーツの裏面には道路の絵が描かれており、それをつなげてコースを作成。
スタートとゴールを決めたら、コマ(車)とサイコロを使って親子で遊べます。


サイコロの目は数字ではなく、赤と黄色の丸が描かれていて、小さな子どもでも直感的に理解しやすい仕様。
大人も一緒に楽しめるので、兄弟や家族で盛り上がれるのが魅力です。


「迷路づくりに疲れたらすごろくで気分転換」など、1つのおもちゃで遊びの幅が広がるのはマザベルならでは。
長く遊べる工夫が凝らされていると感じました。
小さい子におすすめの“プレ遊び”
まだ年齢の小さい子は、いきなり迷路を作らなくても大丈夫♪
まずはシンプルに「積み木」として遊んでみましょう。


タイルを自由に積んだり並べたりするだけでも十分楽しく、何度も触れるうちに自然とパーツの特徴に気づいていきます。
- 凹みのある部分がある
- 緑色のパーツには共通点がある
こういった小さな発見が、次の好奇心へとつながります。
「これとこれをつなげたらどうなるんだろう?」と、子ども自身の探究心が遊びを迷路作りへと導いてくれるのです。






このような“プレ遊び”を通して、自然なステップアップができるようになってくるもの。
無理に迷路を作らせるよりも、年齢や発達に合わせて段階的に遊びを広げていけるのが、マザベルの大きな魅力です。


マザベルの良いところ・メリット
マザベルの「買ってよかった!」と感じるポイントを整理しました。子どもの発達や遊びの幅に直結する魅力がたくさんあります。
- 対象年齢が低めでも遊べる
- 遊び方のバリエーションが豊富
- 創造力と集中力を育てる
- 安心の木製&安全基準クリア
対象年齢が低めでも遊べる
木の玉転がしとしては比較的シンプルなので、3歳からでも迷路や積み木として楽しく遊べます。
木枠があることで安定感があり、年少さんでも扱いやすいです。
遊び方のバリエーションが豊富
平面迷路・立体迷路・すごろくと3種類の遊びができるため、子どもの成長に合わせてステップアップ可能。
飽きずに長く遊べる点は大きな魅力です。
創造力と集中力を育てる
コース作りには試行錯誤が欠かせません。
「どうつなげればゴールにたどり着くのか」を考える過程で、自然と論理的思考力や空間認識力も養われます。
安心の木製&安全基準クリア
素材は木製で、塗料はヨーロッパ玩具安全基準(EC)に合格済み。小さな子どもが触れても安心です。


マザベルのイマイチなところ・デメリット
もちろんマザベルは完璧なおもちゃではありません。
実際に遊んで気づいた「ここは注意した方がいい」という点も正直にまとめました。
- 立体迷路の組み立ては難しい
- パーツが足りないと感じることがある
- 収納場所をとる
- 小さいパーツは紛失しやすい
立体迷路の組み立ては難しい
トンネルを作るには2つの溝をぴったり合わせる必要があり、ズレるとボールが止まってしまいます。
慣れるまでは子どもだけで完成させるのは難しく、イライラしてしまうことも。
パーツが足りないと感じることがある
立体に挑戦すると「もう少しパーツがあれば」と感じる場面も。複雑なコースを作りたい子にはやや物足りないかもしれません。
同じボイラ製の「カラフルキャッスル」という玉転がしもありますが、基尺が3.8cmで、マザベル(4.5cm)とはサイズが合わず混ぜて遊べないのも残念な点です。


収納場所をとる
木枠は高さこそないものの、幅と奥行きがあるためおもちゃ棚に置くと少し場所をとります。


このサイズ感なら、もっと目を引くおもちゃがあるので「置きっぱなしだとやや地味かも」と感じることも。
小さいパーツは紛失しやすい
ボールやコマは小ぶりで、気づくとどこかに転がって行方不明になることも。保管場所を工夫する必要があります。
わが家では、購入時まだ下の子が小さかったので誤飲のリスクを心配しましたが、遊び場を分けていたため、実際には一度も口に入れることはなく杞憂に終わりました。
追記:実はこの後ボールをすべてなくしました(汗)。小さめのビー玉があれば代用できますが、ガラスは重いため勢いが出すぎてしまいますね……。


Amazonや楽天などECサイトの口コミを見てもポジティブな声が多く、総じて満足度の高いおもちゃだと感じます。
特に、平面迷路は3歳から、立体迷路やすごろくは4歳以降に挑戦すると、ちょうどよい難易度で楽しめるはずです。
マザベルは、低年齢から始められる遊びやすさと、成長に合わせて難易度を上げられる奥深さを兼ね備えた知育玩具です。
一方で、立体迷路はズレやすく難易度が高い点や、パーツ数に制限がある点はデメリットといえるでしょう。
このように気になる部分もありますが、逆に言えば「ひとつの遊びにじっくり取り組むタイプのお子さん」にはぴったり!
集中してコースを作り、完成させる過程で得られる達成感は大きな魅力です。


ボイラ(VOILA)社「マザベル」まとめ


マザベルは、平面迷路・立体迷路・すごろくの3種類の遊び方ができるユニークなおもちゃです。
3歳頃からは積み木や平面迷路として遊べ、4歳以降は立体迷路やすごろくに挑戦できるため、年齢や発達に合わせて長く楽しめるのが大きな魅力。
遊びながら創造力・集中力・論理的思考を育てられる点も、知育を意識するご家庭にぴったりです。
口コミやレビューでも「飽きずに遊べる」「安全性が高く安心」といったポジティブな声が多く、大きなデメリットとして挙げられるのは立体迷路の難しさや小さいパーツの紛失くらい。
それを差し引いても十分魅力のあるおもちゃだといえます。
「子どもに長く使える知育玩具を探している」
「創造力を伸ばせる木製のおもちゃが欲しい」
そんな方には、マザベルはきっと満足度の高い選択肢になるはずです。
購入を検討している方は、ぜひチェックしてみてくださいね。


玉転がしを本格的にやりたいなら「キュボロ」もぜひ検討してみてくださいね。
▶ キュボロの選び方やおすすめ品はこちらの記事で解説しています。


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